レビュー「Iron Harvest」架空のロボットが存在する第一次世界大戦RTS

2020年9月4日

シングル・マルチプレイ対応、RTS

ここではIron Harvestのレビューを載せております。

架空のメカと歩兵達が戦うリアルタイムストラテジー

ロボットが存在する架空の第一次世界大戦中のヨーロッパを舞台にしたRTS。

・現在は、ポラニア(ポーランド)、サクソニー(ドイツ)、ロスヴィエト(ロシア)の3国の戦争模様が描かれている。

・チャレンジと呼ばれる1人用の高難易度マップもあり。

・マルチプレイは現在対戦のみだが、キャンペーンcoopも実装予定。

・本作はボードゲーム「サイズ大鎌戦役」の世界観を元に作られた物で、正式ライセンスを取得して作られたそうです。

メックの動きがカッコイイ!

基本的にはマップの鉄とオイルを集めてメックと呼ばれるロボットを生産し、それらを操作して敵のメックと戦わせる。

メックはガチャガチャと動き、射程圏内に敵がいると銃を撃ったり殴ったりとメックごとに様々な行動に出る。

・マシンガンの乱射、火炎放射、キャノン砲、殴る、ライフルでの狙撃など、登場する多数のメックを用途に応じて使い分ける。

その他にも歩兵達が建物や壁にカバーしながら銃撃戦を始める。

それらの動きにはロマンがあり、見ているだけでも楽しくワクワクするものです。

・メックはゆっくりと歩く物が多く、鉄臭い重厚な世界観を演出していて楽しめます。

同じ二足歩行でもガンダムなどの機敏な動きや先進技術とは異なり、スチームパンク的で武骨な恰好良さがあります。(実際にはディーゼル技術なのでディーゼルパンク)

ゲームの流れ

・資源を集めて歩兵や兵器を作り、メックを作って戦わせる!色々とあるが基本はこの流れでゲームを進めていく。

マルチプレイやスカーミッシュではマップ上には3つの重要拠点があり、これを占領することで獲得するポイントを多く溜めた方が勝ち。

またこちらには本拠地があり、これを破壊されてはならない。

本拠地ではエンジニアとライフルマンが生産でき、まずはこの2つを上手く使う事が重要になる。

・カンパニーオブヒーローズ(COH)やwarhammer40k Dawnofwar2(DoW2)をやった事があるならルールはほぼ一緒なのでイメージしやすいだろう。

エンジニア

建物を建てる・メックの修理をするのが主な仕事で、戦闘は一応出来るが弱い。

バラック:多種の歩兵を生産出来る。

ワークショップ:メックの生産が出来る。

ライフルマン

通常の歩兵、戦闘ユニットとしては弱いがエンジニアよりは強い。

資源の確保

マップ上には定期的に資源を生み出す建物がある。

資源は鉄とオイルの2種類があり、この建物を歩兵で占領する事により、定期的に資源が入手出来る。

また建物をアップグレードすることも出来る。

・ライフルマンやエンジニアで、資源を生み出す建物を占拠し、資源が溜まったら建物を建てて強力なユニットを生産しながら陣地の奪い合いをしていきます。

日本語について

現在日本語は実装されておらず、開発者によると来年初頭のコンソール版と一緒に実装との事。

元々キックスターターで日本語対応予定だったのに、発売日にストアから日本語を外される等で大荒れ中。

ゲーム自体は素晴らしいので、日本語の実装関係でトラブルになりマイナスイメージがついてしまったのが勿体ない。

・ルール自体はシンプルなので、英語に抵抗が無かったらさほど問題は無いです。

ただキャンペーンはストーリーモードにあたるため英語が読めないと難しい。

最後に

架空の世界での第一次世界大戦、やはり素晴らしいのはメック。

繊細なモーションでメックが戦う姿はカッコよく、さらに巨大メックともなると家を破壊しながら進む荒々しさが良い。

シングルプレイのキャンペーンもボリュームが十分にあるので、この世界観が気に入ったのならオススメできます。

  • B!