Frostpunk SLG STEAM レビュー

極寒の地で街作りシミュ「Frost punk」レビュー

2019年10月9日

シングル用、街作りSLG

極寒の地を生き抜くサバイバル街作り

寒さに凍えながら街を作るゲーム、舞台の極寒の地イギリス。

街の真ん中にはジェネレーターがあり、これを起動させて暖を取らなくてはならない。

勿論起動には石炭が必要で、これを上手く集めて途切れさせない様にしなければならない。

また石炭以外にも、木材・鉄・食料等の資源があり、これらを上手くやり繰りしてこの地を生き抜かなければならない。

frostpunk 街

・街の人々には希望や不満があり、あまり酷い事をしているとプレイヤーは追放されてしまう。

かといって人道的な事ばかりしていると、資源に余裕はなくなってしまう。

この辺りの判断をどうするかもプレイヤーの腕にかかっている。

プレイヤーの行動次第では、街をカルト教団にすることも可能。

・要はサバイバルなので、資源に余裕は無い。

シムシティー系というよりパズルに近い

イージー等なら割と好きに街作りができるのだが、ノーマル以上は難易度が高い。

基本的にトライ&エラーになり、ちょっと間違えるとリカバリーが難しく、街の人がポンポン死んでしまう。

なので純粋にシムシティーのような街作り系を期待していると、期待外れになるかもしれない。

サバイバル要素の強い街作系である。

街の人々はよく動くし、街を眺める事自体は楽しいが高難易度はかなり忙しい。

・戦闘等は一切無し

・資源、人間管理ゲーム

・スチームパンクな世界観なのだが、あまりスチームパンク要素はない。

見た目とオートマトンぐらい。

人道主義は難しいという事がわかる

極寒の氷河期で資源や食料も無く、それでも人々が生き残る為に様々な事をしなくてはならない。

・資源に余裕が無いので、弱者・重病人等は最悪切り捨て、子供も朝から晩まで労働させなくてはならない時も出てくる。

・おがくずスープが食料になる事もある、反対する者は牢屋にブチ込むし、カルト思想でまとめ上げる必要も出てくる。

余裕の無い世界で人類の生存権を賭けて様々な事が起こる事が体験できる貴重なゲームなので面白く興味深い。

最後に

兎に角色々と悲しい事がおき、ひたすら寒さに打ち震えなけばならない。

バランスは街作りだがパズルに近いといった物なので、会う合わないはあると思うがこの世界の雰囲気作りは良くできていて面白い。

事前になにが起こるか知っておかないと、対処が難しい場面もあるので難しいゲームが好きな人向けですが、この特殊な世界観は面白く、極寒にひたすら耐えて苦しみながら生きる人々、希望にすがりながらも絶望していく街が見れる作品です。

・日本語対応済み

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