シングル専用FPS。
ここではCrysis Remasteredのレビュー・評価を載せています。
目次
あらすじ
2020年8月、フィリピン海の孤島「リンシャン島」を北朝鮮軍が占拠。
島に調査に来ていたアメリカの考古学調査チームが消息不明になる。
救出のため、アメリカ陸軍は最新のナノスーツを装備した特殊部隊ラプターチームを派遣。
島へ潜入する為降下作戦を開始したが、そこには予想を超えるなにかが存在していた。
・主人公のノーマッドが所属するチームは、隊長のプロフェット以下、サイコ、ジェスター、アズテックの5人で構成されている。
ナノスーツを使い、戦場を駆け巡れ!
今作の目玉、ナノスーツは様々な特殊能力を持ち、これらを上手く扱い戦闘を有利に進めていきましょう。
能力を使うにはエネルギーが必要となり、時間の経過で回復するもののシビアなゲージ管理が求められます。ちなみにエネルギーが無くなると能力も使えなくなります。
・マキシマムストレングス
通常状態。物を掴んで遠くに投げ飛ばす事ができる。人間相手にも可能。
ジャンプボタン長押しで、ストレングスジャンプも出来ます。
・マキシマムアーマー
一定時間防御力が大幅に上昇。銃弾すらはねのける。
・マキシマムスピード
高速ダッシュが可能。ダッシュボタンを押して走ると自動的に発動する。
・クローク
光学迷彩を使い、敵から視認されなくなる。
かなり強力な能力だが、エネルギーの消費が激しい。クローク中に攻撃するとエネルギーは確実に枯渇する。(エネルギークリティカル)

通常状態のストレングスとダッシュで発動するスピードは自動的に切り替わるので、実際に切り替えの操作を行うのはクロークとアーマーのみ。
オリジナル1はモード全てを手動で切り替えなのでめんどくさいが、リマスター版はスーツが2と同じ仕様なので扱いやすくなっています。
・オリジナル1のクラシックスーツモードもあり。
最高のグラフィック、広々としたMAPのシングルFPS
本作は過去作のリマスターですが、当時最高のグラフィックを求めて作られたFPSであり、ハイエンドPCでしか動かなかったという逸話があるほどです。
今回も最高のグラフィックを求めてオリジナルからさらにリマスターされており、非常に綺麗な作りになっています。
また、MAPもオープンワールドとまでは言えないものの、広めに作られており比較的自由度の高い攻略が出来る様になっている。

MAPの所々に敵兵士が配置され、好きなルートで攻められます。
リンシャン島は木造建築が多く、爆破されたり銃撃戦により倒壊することがあります。建物が倒壊するFPS自体が多くない上に、美しいグラフィックで表現される戦闘を堪能できるのも本作の魅力です。
・銃声や効果音等もこだわっておりハイレベル。
・車、ボート、戦車にも乗れる。
難易度は高め、攻略にはしっかり立ち回ることが必要
最先端の技術を詰め込んだナノスーツを着ているとはいえ、主人公は大して硬くなく、銃撃を受けたら簡単にゲームオーバーになる。
その為、マキシマムな特殊能力を使いこなしながら敵を倒して行きましょう。
・基本はステルスで進めて行きたい所ですが、敵の感知能力が高く、かなり見つかり易いです。
そのため敵に見つかったらクロークし、背後に回り込んで倒す、というやり方だとテンポ良く敵を倒しながら進めていけます。
敵に感知されても、クロークするとこちらを見失います。また敵は見失った地点を捜索したり射撃してくるので、回り込みやすくなります。
・射撃する時はクロークを一瞬解くか、アーマーモードに切り替える事で、エネルギークリティカルを回避します。
エネルギーが無くなってきたら近くに隠れる、スモークグレネードで攪乱する等、色々と考えながら動いてみましょう。
前半と後半で戦闘環境が大幅に変わる
前半はリンシャン島で北朝鮮軍との戦闘、ある程度自由なルートからのステルスまたは派手な銃撃戦で戦う。
後半はエイリアンとの戦闘が主になり、前半と違い敵が硬く常に派手な撃ち合いをすることになる。
今作は敵が変わる事でゲームの流れが大幅に変わるようになっています。
個人的に銃を撃ちまくりながらエイリアンと戦う事自体は好きなのですが、1は飛行タイプのエイリアンしか出ないので、上を向きながら撃つことが多くあまり楽しくないです。
続編にあたる2や3では人型タイプも出てきます。

最後に
当時最高のグラフィックを目指して作られただけあって、リマスターされた今作も特にPC版は非常に綺麗。
オリジナルから更に綺麗になって帰ってきており、相変わらずグラフィックの最先端を行っている。
PS4版やSwitch版はハイエンドPCにこそ劣るものの、それでも非常に綺麗な作りなので、是非体験してみてください。
またリマスター版にはオリジナル版のDLC「Warhead」が含まれておらず、本編のみとなっています。