RPG サガスカーレットグレイス レビュー

レビュー「サガスカーレットグレイス 緋色の野望」色々尖り過ぎ!バトルマニアの為の戦闘特化RPG

2020年11月15日

サガスカーレットグレイス タイトル画像

シングル専用RPG

ここではサガスカーレットグレイス 緋色の野望のレビューを載せています。

私が買った理由三選

  • 難易度の高いRPGがやりたい。
  • サガシリーズ自体が好き。
  • 試行錯誤して突破するのが楽しそう。

この記事の結論は「戦い以外はシンプルであり、奥深いバトルに特化しすぎた、好き嫌いが別れるRPG」です。

では、どういったバトル内容なのかを紹介いたします。

バトル特化RPG、奥深い戦闘を楽しめる!

今作もかなり尖った戦闘システムになっており、ファンなら楽しめる内容になっています。

では「ファン以外は楽しめないのか?」そんな事はありません、「尖ったRPGをしたい!」という方はピッタリです。

敵味方両方共BPというポイントがあり、これを味方に割り振って行動を決めていくシステムです。

強力な技にはBPを多く使い、弱い技はBPが少ない。またBPを割り振らないと防御をします。

サガスカーレットグレイス 連撃

・タイムライン上の同じ陣営同士が繋がると連撃という、繋がった者達で連続攻撃を行うシステムがある。

例:(味方・敵・味方)の順でタイムラインが流れている場合、真ん中の敵を倒すと味方同士で繋がり連撃が発生する。

連撃が発生した場合は、追加攻撃だけではなく次のターンの消費BPも下がるので戦闘が一気に有利になるようになっています。

この連撃を上手く発生させて倒す事がこのゲームの面白さであり、戦術性の高さでもあります。

サガスカーレットグレイス 連撃動画

連撃は敵もやってくるので、タイムラインを見て如何に阻止するかも考えないといけません。

序盤はタイムラインに対して出来る事は少ないですが、ゲームがある程度進むと出来る事が多くなり、戦術性が非常に増します。

 

「この記事を読んだけど、戦闘システム訳わからん!」と思う方も多いですよね?

最初からシステムを全部理解しようとすると、頭がパンクします。

それに実際にやってみないと分からない事が多くあります。

少しずつ新しい事を覚えながらプレイしましょう。

ある程度システムを理解をしてくると一気に楽しさがわかり、延々と戦い続ける事が出来ます。

難解なシステムを理解した時に自分の成長を実感出来、今まで考えもしなかった戦術が思いつくのが楽しいです。

閃きシステム、強力な技を閃け!

サガシリーズといえばこれ、今作もちゃんとあります。

戦闘中に武器を使っていると、その武器に応じた技を閃く事があります。

頭の上に電球が光ってピコッ!っと鳴って新しい技をその場で繰り出します

 

「強敵との戦いの最中に強力な技を閃いてギリギリ勝てた」という流れはよくありますよね。

陣形システム

サガシリーズ恒例の陣形システム。

様々な陣形があり、全て特殊な能力が付いています。

陣形自体の特殊効果や技コストの上下に加え、配置する場所によってステータスの上下もあり、パーティ編成の楽しみが味わえます。

相変わらず高難易度、人を選ぶゲーム

サガシリーズをやった事がある人なら何時も事ですが、今回もバトルシステムは非常に深く考える要素が多く、難易度は高いです。

しかし考え抜いて上手く戦闘が出来ると、達成感や快感が高いので高難易度バトルが好きな方にはオススメ出来ます。

  • 運要素が少なく、常に全力で考えて戦っていくタイプのゲームなので、非常にやり応えがあって楽しいです。
  • 難易度も高く、全滅する事はかなりあります。
サガスカーレットグレイス 戦闘画像

しかし装備、陣形、仲間キャラ等を考えて組み直す事で結構アッサリと倒す事も出来るので、折れない心と考える力が必要になっています。

戦闘以外はシンプル、ストレスフリー

通常のRPGと違い移動もフィールドマップのみで、街やダンジョンに入ってもマップが無く、会話によるイベントと選択肢、戦闘のみというバトルマニア仕様です。

その為、戦闘以外はサクサクと進み、めんどくさいダンジョン探索はありません。

 

町もフィールドマップも簡素過ぎますが、何故かこの世界の魅力を感じる事が出来ます。

豊富な仲間キャラ達

サガシリーズといえば豊富な仲間キャラ、今作も多くの個性豊かな仲間が数多くいます。(数十人はいます)

このゲームはステータスが上がらないので、仲間キャラのステータスを吟味しPT状況に合わせた武器を装備させる事も重要になってくるのも面白いポイント。

(HP、武器熟練度、技熟練度で育てる事が可能。)

今作は仲間キャラは全員人間

今までのように雪だるま、ゾウ、ロボット、エビ等の見た目のインパクトが強い仲間がいないのは残念な所。

しかしサガらしさは健在、唐突に揚げパン屋やモブ顔の漁師が仲間になるのはサガぐらいでしょう。

・緋色の野望からボイスの追加で仲間キャラの個性がかなり際立つようになり、戦闘中でも喋りまくり、色々な事が知れて面白いです。

 

良くわからん勢いで、揚げパン屋が仲間になるノリは独特で好きです。

このシリーズ特有のノリですね、私が好きな理由の1つです。

フリーシナリオシステム、自由度が高く進め方で展開が変わる

主人公毎に目的が決まっているが、目標に行くまでの道筋の自由度が高く、人によって展開が結構変わってくる。(主人公は4人から選ぶ)

その展開によって仲間になるキャラが変わったり、入手アイテムが違ったりとするので人によって差が出ていて面白いです。

 

サガ特有のコミカルさや乱暴な選択肢は今回も健在なので、イベントや会話も見ていて面白いです。

最後に

私自信がサガシリーズファンですが、今作も非常に楽しめました。

テンポの良い会話やゲーム内容、やればやる程システムを理解出来て楽しめるバトル等、何時もサガがちゃんと盛り込まれています。

しかし難易度が高く、自分で必死に試行錯誤するタイプでないとオススメは出来ません。

非常に面白いRPGですが、好き嫌いが別れる作品です。

・Vita版はロードが長いのですが、それ以外の機器で発売しているサブタイトルに緋色の野望が付いているバージョンはロードが短く、追加要素や一部キャラの強化でバランス調整がされています。

購入時はvita版以外のサガスカーレットグレイス 緋色の野望にしましょう。

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