FPS・TPS バイオショックインフィニット レビュー

レビュー[バイオショックインフィニット]多次元世界観から来る新しい物語

2020年9月20日

バイオショックインフィニット タイトル画像

シングル専用FPS。

ここではバイオショックインフィニットのレビュー・評価を載せています。

前作はこちら↓

空中都市コロンビアで繰り広げられる新たな物語

多額の借金を抱える私立探偵、ブッカー・デュイット。

ある日借金を帳消しにすると言われ、娘を連れてくるという依頼を受ける事になった。

ブッカーは借金返済のため、娘がいるという空中都市コロンビアに向かう。

その街は預言者カムストックと呼ばれる指導者の元で繁栄し運営されており、ブッカーが来ることさえ指導者によって予言されていた。

美しい空中都市コロンビア

今作の舞台は崩壊した海底都市ラプチャーではなく、空中都市コロンビア。

コロンビアはラプチャーと違い、街も崩壊もしておらず人々も普通に暮らしている。

なので今までのようなスプライサーがうようよしているホラー要素が少なく、明るく美しい空中都市での戦闘が繰り広げられる。

街中にスカイラインと呼ばれるレールが走っており、フックを使って高速移動が出来る。

空中都市としての風景や空中戦闘を楽しめる魅力の1つ。

バイオショックインフィニット スカイラインで移動

スカイラインを使ってスピーディーな戦闘を追及したり、これを利用した戦術もあり、他の作品には無い面白いポイントの1つです。

戦闘のサポートをしてくれる可愛い相棒エリザベス

バイオショックインフィニット エリザベスの怒り顔

今作では戦闘の様々なサポートをしてくれる相棒エリザベスが登場します。

戦闘中に足りない弾・回復剤を投げてくれたり、別世界に繋がる扉を開くティアという能力でその場に存在しないものを召喚してくれる時もある。

・このティアは物語の重要な部分でもあり、今作の魅力的な部分でもあります。

・小銭を探してくれる事もある。

戦闘中のエリザベスは無敵であり、ダメージを受けることが無いのでストレスにならない。

・ピッキングが出来る。

・主人公が死ぬと生き返らせてくれる。(前作でいうところのヴィタチャンバー)

・カワイイ。

ビガーと武器による自由度の高い戦闘

この空中都市コロンビアではビガーと呼ばれる薬を飲んで魔法のような事が出来る様になる。

・これまでのバイオショックシリーズのプラスミドに近い。

ここがバイオショックシリーズの面白い部分、通常のFPS要素に加えてビガーを使い戦術的に立ち回ることが出来る点になります。

ビガーには種類があり、雷・炎・風・誘惑・カラス等、種類や効果は様々。それらを駆使して戦い方を考えて楽しむ事が出来ます。

バイオショックインフィニット ビガーコンボ戦闘

ビガーをただ放つだけでも効果は出ますが、タメ押しによる効果の変化や、複数のビガーを組み合わせて使う事により敵に強力なダメージを出せる場合もあります。

・お金によるビガー・武器の強化システムがあり、本編内で全てを強化する事は不可能なので、改造に個人差が出てくる。

この改造によって、全く違う戦い方が出来るようになるのも楽しいポイント。

高難易度モードのススメ

このシリーズ全体に言えることですが、前作ではヴィタチャンバー・今作ではエリザベスが生き返らせてくれることにより、特に考えなくともゴリ押しでクリアは可能です。

このシステム自体は多くの人がプレイしやすくなるため悪い事では無いのですが、普通に遊んでると適当なゴリ押しプレイになってしまいがちです。せっかくのビガーを使った様々な戦い方に気付かず進んでしまうのももったいない。

オススメは自分の実力より少し高めに難易度を設定し、少しだけ辛い目に合ってみることです。そこで様々なビガーや武器の扱い方を自分で考え、気付き、敵を突破する事で上手くなった喜びを感じる事が出来て、本作をより楽しめるでしょう。

・ここを突破するには?あの敵を素早く倒すには?一気に殲滅するには?一時的に動きを止めてみる?等、様々な試行錯誤を試しながら進めていくのもゲームの楽しみ方の1つだと思います。

・簡単過ぎても退屈、難しすぎても苦痛、自分にとって良い塩梅の難易度を見つけられると面白いでしょう。

今までのバイオショックと変わった点

武器が2種類までしか持てなくなった。

歩く武器庫みたいな戦闘は出来なくなった代わりに、武器の切り替えが楽になった。

・アクション面が改善され、動きが軽やかになった。

より物語重視の作りになり、映画のような凝った内容のシングルFPSになった。

今までも物語は重視していたが、今作はさらに面白い。

・主人公がよく喋る。

・弾薬が1種類になった。

・体力の他にシールドという自動回復するゲージが付いた。

・探索要素が減り、一本道に近くなった。

武器が2つまでしか持てなかったり、自動回復シールドが付いたり、今までに比べてシステムが近年のシングルFPSに近づいたことで遊び易くなったので私は好きです。

DLC

最後に

インフィットは1~2とは少し方向性を変えたバイオショックになるが、元々の自由な戦闘・魅力的な世界や物語は継続しているので楽しい。

特に物語は多次元世界観的な、いわゆる並行世界の話を題材にしている。

要素としては確かに面白いのですが、途中から並行世界を行き来するようになるので、今どの世界にいるのかが分からなくなってきたりする。

またストーリーも難解で通常プレイのみで全てを理解する事が出来ず、考察を必要とする場面も多いので、クリアした時点ですっきりと終わる物語でもありません。

明かされない謎が残ったという事は、その分「もしかしたらこうなのではないか?」という想像の余地があり、人によって違う考えや解釈を導き出すことができます。

自分だけでなく多くの考察、意見を見て楽しむことが出来るのもこのゲームの面白い所だと思います。

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