あなたは「零」というゲームを知っていますか?
最近新作は出ていないものの、一時期は和風ホラーとして有名でした。
そんな零ですが、久々にリマスターが発売され、最近のゲーム機やSteamでも遊べるようになったので紹介致します。
零とはホラーと美少女、そして儚い物語が楽しめるゲームです。
零ってどんなゲーム?
- 日本独自の文化を扱う和風ホラー。
- 影のある3人を主役に、自殺の名所、日上山の謎を解き明かします。
- 考察が必要なストーリー、戦闘、美少女の3要素が揃ったゲームが楽しめます。
この記事の結論は「怖い内容ですが、深く知る事で儚くも重厚なストーリーが楽しめる」です。
目次
怖いけど、先が気になる和風ホラー
ゲーム中の探索する場所の殆どは、ネットリとした暗い場所です。
暗い山奥、ボロボロの旅館、人形だらけの神社、「こんな所を探索するのかよ!」と思う様な、雰囲気たっぷりの場所ばかりです。
そして霊は所々に存在し、あなたは襲って来るでしょう。
こんな場所行きたくないよ!と思いますよね?
しかしシナリオの出来が良く、先が気になってしまいます。
多くの謎の箱、自殺の名所と言われる所以、古くから行われている儀式。
「何故、あんなものがあるんだ?」「何故、こんな事になったんだ?」物語が進むにつれて、様々な疑問が浮かび上がってしまいます。
また幽婚という、死者と生者を結婚させる儀式等、独特かつ恐ろしい物も存在します。
そんな恐怖と疑問を抱えながらプレイする事で、この世界観に浸る事が出来ます。
このシリーズ、初めてやりましたけど、シナリオに引き込まれました。
またこのシリーズは登場人物こそ多いものの、みんなどこか影のある人物ばかり、明るい元気な人が1人もいません。
その辺りがホラーの雰囲気を強めています。
アクション要素も存在、射影機で霊を倒せ!
このゲームの主人公は非力なので、敵に対して対抗手段が無いと思うかもしれません。
しかし射影機(カメラ)を使い、敵をぶっ飛ばす事が出来ます。
敵に対して対抗手段があり、写真の取り方によってダメージの入り方が違います。
自分のポジション、カメラの向きを切り替え、カウンター等、フレーム内に霊を多く収めて大ダメージを与えましょう。
またフィルム(弾)や射影機の改造度によってもダメージ量は変わり、アクション要素は面白いです。
雰囲気は怖いですが、殆どの敵は倒す事が出来るので何とかなります。
写真を撮ってダメージを与えるシステムなので、霊を凝視しなければなりませんけどね。
和風ホラーを楽しもう!
ホラーゲームは多くあれど、零の様にガチガチの和風ホラーを満喫出来る作品は少ないです。
深夜の山奥、ボロボロで人形だらけの神社、寂れた旅館。何を起きないはずもなく・・・
もうこれだけで何か出そうな雰囲気が漂ってますよね?
そんな和風ホラーの雰囲気を楽しみましょう。
私はこういうホラーゲームは楽しめますが、現実で心霊スポットは無理です。
私が買った理由
実は和風ホラーというのをあまりやった事がないので、挑戦してみたかったです。
バイオハザードやサイコブレイク等の、サバイバルホラーは多くやった事がありますが、こういった和風ホラーはした事がありません。
またシナリオの評価が高いと噂、そしてリマスターが売れれば新作や過去作のリマスターも出すらしいので買いました。
クリア後にDOA・NINJAGAIDENのあやねシナリオがあるのも興味が惹かれました。
そして今作のタイトルは濡れ鴉の巫女!タイトル通り水に濡れるという表現に力を入れています。
水に濡れる事で、火力は上がりますが、敵からのダメージも増える等の効果が起きます。
なので濡れている状況を上手く利用して、大ダメージを与える事も可能です。
フォトモードもあります!
プレイした感想
シナリオは噂通り面白く、儚くも重厚なストーリーをしています。
しかしホラーのせいか、全体的に少しテンポが悪いです。
例えばアイテムを拾う時に、じわじわと近づいて拾うモーションになります。
たまに拾う瞬間にゴーストハンドに手を捕まれダメージを受けます。(回避可能)
これはホラーとしての雰囲気もあるのですが、何度もやられると少しダレます。
また意外とアクション・戦闘要素もあり、楽しむ事が出来ました。
正直かなり楽しかったので、過去作リマスターや新作が出たら買います。
最後に
ゲームとは非現実的な体験や現象を楽しむ物だと思っています。
現実ではこんな場所に行く事や、こんな体験は出来ないでしょう。
しかしゲームだからこそ、こういった雰囲気を楽しみ、現実では出来ない体験を楽しむ事が出来ます。
ホラーがどうしても苦手な人にはオススメ出来ませんが、他のホラーゲームには無い独自の雰囲気が楽しめる作品です。
是非、シナリオや雰囲気を味わってみてください。